新年に当たって

皆様、明けましておめでとうございます。
社会科学部も創設から50年、沢山の有為な人材を輩出してきました。先の衆議院選挙では、8人の衆議院議員が社学から誕生しました。大学の教員では、200人を超える社学卒の先生が全国で活躍されているそうです。次の50年、更に多くの人材を世に出してくれるものと思います。

私は、11月から井上功君が集めてくれた社学卒の上場企業(関連企業を含む)の役員、トップのデータ(約50人)をもとに、約10人の経営者の方にお会いしました。年齢では50代から60代半ばまで、卒業生の数では1万人強の中の方々です。どの方達もすばらしい方々で、まさに社学の誇りであり、学生達の憧れであり、励みになる方々であります。この方達を中心とする新生「社学の経営者の会」を立ち上げ、ゆくゆくは学生にもその哲学、経験、苦労、幸運など、先達の方々のお話をいただく機会もつくりたいと考えています。そして この会も社会科学部の応援団の1つに育って欲しいと願っています。

ところで、我が「社学稲門会」も2019年には創設25周年(前身の「社学二水会」を含めて)を迎えます。創設から関与している私にとっては、まことに過ぎ去った日々は早いものです。現在まで、沢山の仲間に支えられ、また現在も、沢山の人の協力の下に役員の皆さんが司々でしっかり支えて下さっていることに感謝しつつ、私の考える今年の課題を申し上げておきたいと思います。

幸いに 親睦活動は活発になされ、参加者も増え、皆さんに楽しんでいただいており、誠に嬉しい限りであります。しかし、組織として充実する為には、(1)会費納入会員を増やす、(2)奨学基金の協力者の裾野を拡げる、(3)奨学基金の額を増やす 必要があります。これらにつき、各委員会を中心に皆で議論をしようではありませんか。

私見を述べますと、
(1)につき
a.まず、我々1人1人が会費納入会員を増やすぞ という意識をもたなければ先へ進みません。
社学卒業生に会ったら、まず会費の納入をお願いする。
b.大学、社学の情報等会費納入に見あった以上のものを 会費納入会員に提供することを考える。
c.総会、稲門祭などの行事の際、参加者の住所、氏名、アドレスなど把握して連絡する。
ことなどを実践することです。

(2)も基本的には同じです。

(3)については、次の目標額1億円。
大口の寄付者の協力をどう仰ぐか、「社学経営者の会」もその1つです。等等・・・是非一緒に考えましょう。

本年も、皆様方がご健勝にてご活躍されることをご祈念いたします。

社会科学部稲門会
会 長 阿川 功