謹賀新年 2024年元旦

皆様、新年あけましておめでとうございます。
昨年は皆様にとってどんな一年でしたでしょうか。
2023年は新型コロナが5類感染症に移行(エンデミック化)し、人の集まりが戻ってきた年でもありました。
さらに円安も相まって多くのインバウンドのお客さんが増えた年です。
またロシアとウクライナの戦争の長期化に気をもんでいるうちに、パレスチナ自治区におけるイスラエルとハマスの紛争も始まり、世界は平和ではないことを実感する一年だったのではないでしょうか。
2024年は、「世界の選挙イヤー」と言われます。
1月の台湾総選挙、3月のロシア大統領選挙、4月は韓国の総選挙・・・11月にはアメリカ合衆国の大統領選挙と、日本の政治経済に大きな影響を与える可能性のある選挙が続きます。もしかすると日本の政界においても大きな変革の年になるかもしれません。
国内経済においては、大企業を中心に業績好調で、24年3月期の純利益を上方修正する企業が続出とのことです。
世界的にも24年は緩やかな景気拡大が続くゴルディロックス(適温)経済の実現が見込まれているそうです(2023年12月30日日経朝刊)。
我々の生活実態としては、ほとんど適温という実感のない状態ですが、今春闘での賃金の上昇や物価の安定を願っています。

さて我が社会科学部稲門会も本年創設30周年を迎えます。また社会科学部も26年には創設60周年の節目を迎えます。
それに向けてなにか大それたことを興行するつもりはありませんが、会員の皆様が集まれる「場」の提供を心がけていきたいと思っています。
普段の活動を含め、社学稲門会がどうあったら「楽しい場」として持続可能なのかを問いかけ、「呼びかける年」にしたいと思います。
幹事会から会員の皆様という一方向だけでなく、会員同士、会員から幹事会へと呼びかけ、お互いに呼応していくことによって、ネットワークの輪を広げ、「楽しい場」を活性化して行きたいのです。
30周年、60周年の行事は、そういった中での副産物として実現できれば幸いです。

卒業生奨学基金も「楽しい場」の活性化の延長線上に寄付をしてくださる方々の母数が増えてくることを期待しています。
経済的に困っている学生を支援する視点と、「若きソーシャルイノベーターの輩出」を応援しようという秘めたる気概をもって、こちらも「呼びかけ」て行きたいと思います。
呼びかけのツールは、社学稲門会の公式ホームページや会報、実際の定例会がメインになります。
適宜、情報を発信してまいりますので社学稲門会のホームページやメールマガジン等にご注意ください。
本年も「和やかで活気のある社学稲門会」が、皆さまにとって居心地の良い「楽しい場」になることを願ってやみません。
引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

社会科学部稲門会
会長 伏見英敏

※エンデミック=ある感染症が、特定の地域や集団内で一定の罹患率または一定の季節に繰り返し発生している状態。比較的小規模で予測の範囲を超えない範囲で広がります。